私たちは関西のとある分譲地の一戸建てに住んでいます。
2015年のこと。土地選びから始め、大規模分譲地の一画に注文住宅を建てました。
※大規模分譲地…一般的には20戸以上の分譲地。
そんな私たちが、購入後に気が付いた土地選びでの後悔ポイントをお伝えしたいと思います。
これから一戸建て住宅を建てようと考えている方は、家だけでなく土地についても後悔しないように私たちの失敗を参考にしてみてください。
結論から伝えると
「土地選びの際は時間を変えて事前見学しよう」
「道路車線制限で家の高さが制限されるから注意」
です。
新築に香ばしい香りが。事前見学を怠り後悔したこと
戸建て住宅を希望していた私たちは、まず土地探しから始めました。
希望する立地にちょうど新規分譲地ができたため、その分譲地の中から家を建てる場所を決めることに。
分譲地内の区画はまだ比較的自由に選べる状態で、その中でいくつか候補をしぼりました。
そこから何日も悩んで決める・・ことはせず
「〇日までに決めるとお得なキャンペーン」にまんまとつられ、現地確認は2回で区画を決定してしまうのです…
今考えると「一生住むかもしれない場所なのに見学少なすぎ」と思いますが、
キャンペーン使いたいし
候補多い中から選びたいし
何度も見に行くの大変だし
そんなことより間取り早く考えたいし
と早く進めたい気持ちが勝り突っ走ってしまったところがあります。
裏側にあたる場所には道路を挟んで数件古くから建つ家がありましたが、2回の現地確認では住人に会うこともありませんでしたが、静かで特に問題ないと感じとくに気にしていませんでした。
しかし入居して数日後、夕方頃にすごく香ばしいにおいがするのです。。
・・・魚?
出所を確認すると、風通しにつけた裏側の窓から、焼き魚の臭い。
換気扇の向きのせいかな、と思いつつ、そっと窓を閉じました。
そして明くる日には、夫も私もタバコを吸わないはずなのに、タバコの臭いが漂っているのです。
のちにわかったのですが、我が家の裏の道で裏の住人が七輪で魚を焼き・我が家の裏にあるフェンスにもたれてタバコで一服していたのです。
換気したいのに窓が開けられない(怒)
七輪とタバコって…臭うし火で危ないしで最悪(泣)
分譲地内での選択肢に注力し、キャンペーンにつられて急いで決めてしまったことで、隣接する環境のリサーチ不足でした。
事前に見学していたとしても100%回避できるわけではありませんが、事前にできることはやっておくべきだったと今になって思います。
何度も行くのは物理的に難しい場合もあるでしょうが、一生住むかもしれない場所、ぜひできるかぎり時間を変えて複数回見に行った上で検討してみてください!
せめて、私たちのように少ない回数で決める場合には、同じ時間に行くのではなく、違う時間帯の様子を確認することをおススメします。
営業「裏が道路だと日当たりが良いですよ」で決めて後悔したこと
家を建てる際、皆さん日当たりは気にされるのではないでしょうか。
分譲地内で区画を悩んでいる際、自分たちが希望する間取りを実現できることと、予算のバランスを考えいくつか候補を絞っていました。
担当営業は候補の中から、後に我が家が建つ裏が道路の区画については「裏が道路だと日当たりがいいですよ」と進めていました。
光が入るし風通しもよさそうだしと背中を押され、その土地で契約した私たち。
しかし、その土地でいざ家を建てよう!間取りを考えよう!とした際に道路に面した土地のデメリットを知ることになります。
道路斜線制限です。
道路斜線制限というのは、簡単に言うと、道路に面している場所に建物を建てる際には、道路から斜線上に高さが制限され、制限の中で建物を建ててねというものです。
希望の間取りをと、予算を見つつ大きめの土地を選択した私たち。
それなのに、この道路斜線制限のルールがあるせいで二階にとれる間取りが小さくなってしまったのです。
土地代高く払ったのに、結局建てられる面積が少なくなったということですね。
決める際にしっかり確認していれば、または自分たちに知識があったらばと夫婦でとても後悔しています。
あの時の営業に裏があったのかは定かではありませんが…
売るためには短所よりも長所を推すであろう営業を少し疑い、その土地の悪い面にもしっかり目を向けておけばよかったです。
もしこの記事を読んでくださってる方で、今から土地を決めるよ、という方は道路斜線制限というルールがあることと、営業に勧められるままに決定せず自分たちでも知識をつけることをおススメします。
まとめ
大規模分譲地で注文住宅を建てた我が家の、土地選びでの後悔ポイントについてお話しました。
定点的に見るだけではわからない周囲の環境をしるために「土地選びの際は時間を変えて事前見学」をすること、道路に面していると日当たりが良いというメリットだけでなく、「道路車線制限で家の高さが制限される」ことから、制度の知識をつけ悪い面も把握したうえで土地選びをすることをおススメしました。
これから一戸建て住宅を買おう、建てようという方は、より良い家にするためにも、我が家の失敗を一例として参考にしていただければなと思います。
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